トップ / 下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈うっ滞症候群

下肢静脈瘤の治療方法

症状別による4つの治療方法

下肢静脈瘤の治療は、検査結果に基づいて以下の4種類があります。
・保存的療法
・硬化療法
・手術
・血管内治療

「保存的療法」は、下肢静脈瘤の原因となる生活習慣を改善したり、足を下から上へ締めつけるストッキングを着用して、うっ滞が起こらないように圧迫療法を行います。外科的な治療を行うわけではないので、あくまでも軽症患者の症状が悪化しないようにしたり、術後の再発を防止するのが目的です。専用のストッキングは市販もされています。

「硬化療法」では、静脈瘤に薬を注射して固めてしまいます。固まった静脈は半年ほどで退化して、体内へ吸収されるのです。以前は細い静脈が対象でしたが、空気を混ぜてムース状にしたものを注入する「フォーム法」によって、太い血管の静脈瘤にも対応できるようになりました。再発しやすく血栓が飛ぶ場合もありますが、費用は保険が適用されて5,000円と、他の外科的な治療法よりも安価です。

手術にはさまざまな種類があり、過去には「高位結紮術」という血管を結んでしまう方法もありましたが、現在は静脈を切除する「ストリッピング手術」が主流です。これは静脈瘤のある血管にワイヤーを入れ、引き抜くものです。無くなってしまった分は、残る静脈が役目を果たすので心配ありません。

以前は入院が必要でしたが、近年は日帰りで済ませることも可能です。根治できる反面、痛みや出血を伴い、神経障害が残るリスクもあります。費用は保険適用で4万円前後です。

「血管内治療」では、ラジオ波やレーザーを出力する針を静脈瘤のある血管に刺し、内側から焼いて塞ぎます。その後、固く縮んで体内に吸収されるのです。他の治療法と比べて痛みや体への負担、合併症が少ないというメリットがあります。費用は保険適用で5万円前後です。「スタブ・アルバジョン」という表面にある静脈瘤の部分だけ小さく切って取り除く方法と組み合わせれば、大きな治療跡を残すことなく下肢静脈瘤を消せます。